リバーダイビングをするには
岐阜・長良川で淡水生物を見よう!
長良川(ながらがわ)は、岐阜県の郡上市に始まり、ダイビングを行う美濃を経て伊勢湾に注ぎます。
1985年に環境省の「名水百選」に、また2001年には「日本の水浴場88選」に全国で唯一河川で選ばれた清流です。川にしては珍しく、水深が深いところでは18mほど(通常ダイビングは4~12m)ありエキサイティングなダイビングすることができます。
弊店ゲストや地元で交流のある一部のダイバーがダイビングしていましたが、ほとんど手付かずのポイントでした。数々の魚やオオサンショウウオが見られること、新体験のリバードリフトを求めて2011年の弊店での受入れ開始以降は日本中から徐々にダイバーが訪れています。
ダイビングは川なのでもちろん流れています。流れる速さはもし海だったらかなりの速さと言えるでしょう。
一箇所に留まり続けることは難しいのでダイビングスタイルはドリフトになります。
しかし水中の岩陰やくぼみに入ると嘘のように流れが無いところもあります。
流れの速さに川がうずになっていたり、ダウンカレントが発生しているところもあり、なかなか海では見れません。そんな光景のスポットも地元ガイドが快適な観察方法をご案内します
オオサンショウウオのシーズンと、そのほかの魅力
オオサンショウウオだけなら年中見ることができますが、地元ローカルルールと協定のシーズンでもある5~11月頃はたくさんの淡水生物を見ることができるので、さらに楽しめます。驚かれるのは淡水にもかかわらず魚影が濃いことと。
真夏の透明度は5~8メートル、水温は26度以上もあり、鮎の群れや色んな魚が観察できます。
潜る上で気をつけること
常に流れが伴うことです。水位10センチの変化でも流れの強さや方向、エントリー方法が違ってきます。
安全に潜る為に、《PADI》リバーダイバーズスペシャリストコースを開催しています。ここで適切な技術や知恵、危険性などを学びます。
そして何より河川特有の楽しさを知っていただきたいです。
現在までに、長良川およびその支流で楽しめるダイビングスポットを10ポイント開拓しました。今後も末永く潜るためには、生物に対するモラルを持つこと、そして地元の漁協や自治団体との関係を良くしていくことが大切です。また川は海に比べて狭いエリアでの潜水となり漁場専用区や川漁師とのトラブルが多くあるため、弊店の発信するローカルルールを順守していただくことが必要です。ダイバーがルールの意識をを持ってリバーダイブを楽しみましょう。現在、地元の商工会議所やルールを順守連携するため弊店が地元で唯一のリバーダイビング窓口となっています。
《PADI》
リバーダイバーズスペシャリストコース
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